【社説】失敗でも北朝鮮の「偵察衛星」挑発は安保理決議違反
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 14:34
北朝鮮が昨日午前、偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」を平安北道(ピョンアンブクド)の東倉里(ドンチャンリ)発射場から発射したが、失敗した。1段目のロケットが分離した後、2段目のエンジンの異常で推進力を失い、西海(ソヘ、黄海)に墜落したと、北朝鮮側は発射2時間半後に異例にも公開した。北朝鮮が衛星を搭載したと主張した発射体を発射したのは2016年2月7日の「光明星号」以来7年ぶりだ。
北朝鮮の偵察衛星打ち上げは成功・失敗に関係なく明白な国連安保理決議案1718号違反だ。2006年10月の北朝鮮の初の核実験直後、国連安保理は北朝鮮に対して追加の核実験と弾道ミサイル発射をしないよう要求しながら、弾道ミサイルプログラム関連すべての活動を中断し、従来のミサイル発射猶予約束を守るべきだと決議した。偵察衛星発射体技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射技術と原理上同じだ。