「韓国版THAAD」に拍手…数十キロ上空で仮想の北ミサイル撃墜
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 14:33
「10、9、8…3、2、1、発射」。西海(ソヘ、黄海)中部の海上プラットホームから誘導弾が炎を噴き出しながら速い速度で上空に向かった。1段目を切り離したミサイルはさらに高く上がり、2段までも下に送った。強い力で短時間に高高度に上がるにはこうした多段推進が必要だ。
推進体から自由になったキル・ビークル(Kill Vehicle、直撃体)は数十キロ上空で赤外線シーカーを使って仮想の北朝鮮ミサイルである標的弾を探索した。この標的弾は200キロ南側から先に発射された。直撃体は前後左右姿勢と位置を変えて飛行しながら標的弾に命中した。この瞬間、歓声と拍手に包まれた。李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官、パク・ジョンスン国防科学研究所(ADD)所長、オム・ドンファン防衛事業庁長とADD関係者らは笑顔になった。