「疑問を解消できない視察」 汚染水視察団の発表を韓国環境団体が批判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 09:09
福島第1原発の汚染水処理施設を点検して帰国した韓国政府視察団の結果発表に対し、環境団体が31日、「懸念したように日本政府を立てるような視察だった」と批判した。
日本放射性汚染水海洋投棄阻止共同行動(以下、共同行動)はこの日午後2時、ソウル市中区(チュング)で記者会見を開き、「視察団派遣を決定した時から懸念されたように、日本政府の立てるような視察だったことが明らかになった」と主張した。
共同行動は▼視察団が試料採取と検証もできずに帰国し、東京電力が提示した標本の代表性問題に対する疑問を解消できなかった▼廃炉(原子炉永久閉鎖)過程が進行されない状態で30年以上続く汚染水発生問題の対策への評価がない▼トリチウムの生物学的濃縮と海洋生態系に及ぼす影響を十分に扱っていない点などを問題に挙げた。