テスラとBYDのEVに乗り中国製バッテリーが押し寄せる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 08:49
中国製電気自動車バッテリーの「韓国上陸作戦」が始まった。テスラの「モデルY」とBYDの電気トラック「T4K」を背負った中国製バッテリーは最近本格的に韓国市場攻略に出ている。KGモビリティとヒョンデ(現代自動車)も今年発売する電気自動車に中国製バッテリーを搭載する予定で、「チャイナバッテリー」の攻勢はさらに強まる見通しだ。
先月31日の自動車業界によると、テスラは中国製バッテリーを搭載したモデルYを年内に韓国で販売する予定だ。中国上海工場で作ったこの車には世界1位のバッテリーメーカーであるCATLが供給したリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーが搭載される。
業界が中国製のモデルYに注目するのは価格競争力のためだ。中国企業が主導するLFPバッテリーはリチウムイオンバッテリーと比較して価格が安い。代わりに重くエネルギー密度が低い。バッテリーは電気自動車原価の40~50%を占めるが、LFPバッテリーを採用する場合には消費者価格を大きく抑えられる。実際に中国製モデルYは現地で31万3900元(約619万円)で売られている。韓国ではリチウムイオンバッテリーを搭載した同一モデルが7874万ウォン(約834万円)だ。