中国違法漁船が「黄金漁場」漢江河口まで…西海工程の尖兵か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 15:39
韓国の西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)一帯で中国漁船の違法操業が最近徐々に増えている。中国漁船が違法操業で水産資源を根こそぎ貪り、韓国漁民の被害が増えていて、同時に中国が西海を内海化しようとする「西海工程」を着々と進めているという評価が聞かれる。
28日、韓国与党「国民の力」の申源湜(シン・ウォンシク)議員が海洋警察から入手した資料によると、NLL付近に出現する中国漁船の数は2015年153隻、2016年109隻、2017年43隻、2018年32隻に減ったが、2019年44隻、2020年51隻、2021年68隻、2022年75隻と再び増加する傾向にある。今年1月21隻、2月58隻水準だったのが、ワタリガニ漁の季節である3月は一日平均110隻へと急増した。
海洋警察はNLL付近近隣まで追い返した中国漁船が2017年2796隻から2020年2万997隻に増えて昨年1504隻に再び減ったと申議員室に明らかにした。拿捕件数は2017年17件、2020年3件、昨年7件で、今年は現在までのところ6件だった。