【コラム】社会革新なければさらに大きな国にはなれない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 14:35
元・現国会議員と公職者が競い合うように不正をしている。圧縮成長時代(1960-80年代)に流行した許認可不正腐敗から大庄洞(デジャンドン)開発不正、全党大会現金入り封筒不正、コイン不正、選挙管理管委子ども特恵採用不正など各種の不正腐敗が相次いでいる。公的な職務を遂行する人が個人的な利益を狙って権力を乱用したり、特恵を与えて賄賂を受ける慢性的な不正を軽く考えているからだ。監査当局に摘発されて不正が大々的に報道されても、政治工作とするケースが少なくない。
国際機関が発表した2022年の国別の腐敗認識指数で、韓国はOECD加盟38カ国のうち22位と中下位圏にとどまっている。経済的な地位に比べて韓国の腐敗認識指数が非常に低いレベルということに異見はない。各種不正が蔓延して深化し、韓国社会が病んでいる。さらに大きな問題は、腐敗と不正が連日報道されても、それが国家経済の量的成長を阻んで質的発展を毀損するという事実を看過する国民の腐敗不感症だ。