「同じ費用なら済州より日本」…韓国の旅行収支赤字、3年半ぶり最大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 09:22
会社員のパク・ジイェさん(32)は先月、友人と日本東京を旅行した。3年近く続いた新型コロナの影響で海外旅行にずっと行けなかったからだ。円安で旅行費用が抑えられる点も考慮の対象になった。実際、パクさんは2泊3日の東京旅行に航空料と宿泊料で60万ウォン(約6万3500円)ほど使った。済州(チェジュ)旅行と比較して大きな差はなかった。パクさんは「国内の宿泊料などが新型コロナ以降あまりにも高くなり、同じ費用なら海外旅行がよいと思って日本に行くことになった」と話した。
爆発的に増えた海外旅行のため、旅行収支の赤字が3年半ぶりの最大規模となった。韓国銀行(韓銀)によると、今年1-3月期の旅行収支は32億3500万ドル(約4520億円)の赤字で、これは新型コロナ拡大前の2019年7-9月期(-32億7960万ドル)以来の最大赤字幅。1-3月期基準では2018年1-3月期(-53億1400万ドル)以来5年ぶりの最大だ。