北朝鮮軍部実力者「衛星打ち上げ、韓米軍事行動に対する防衛レベル」…韓国「理屈に合わない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.31 06:58
北朝鮮軍部の実力者である李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長が30日、立場発表を通じて「6月に軍事偵察衛星1号機を発射し、多様な偵察手段をテストする予定だ」と明らかにした。北朝鮮は前日、国際海事機関(IMO)の航行区域調整国である日本に続き、30日にはIMOに「31日0時から来月11日0時の間に人工衛星を打ち上げる」と通告した。
李副委員長は朝鮮中央通信を通じて発表した立場文で、偵察衛星の打ち上げは韓米軍事行動に対する「正当な防衛的措置」とし、挑発の正当性を主張した。特に「米国とその追従武力の危険な軍事行動をリアルタイムで追跡・監視・判別し、事前に抑制し、備えて共和国武力の軍事的準備態勢を強化するうえで必須不可欠なこと」とし衛星打ち上げの理由を米国に転嫁した。