北朝鮮の「衛星打ち上げ」通告に…日本「落下時に迎撃する『破壊命令』発令」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.30 07:57
29日、北朝鮮が人工衛星の打ち上げを通告すると、日本政府は衛星が日本に落下する場合に備えて「破壊措置命令」を下すなど緊迫な状況だ。岸田文雄首相はこの日午前、首相官邸で記者会見を開き、北朝鮮が人工衛星と称しても弾道ミサイルの技術を利用した打ち上げは国連安全保障理事会(安保理)決議の違反だと指摘し、「日米韓が緊密に協力する」と明らかにした。
岸田総理は今回の状況を「国民の安全に関する重大な問題と認識している」とし「情報収集と警戒監視に全力を注ぐ」と述べた。また、沖縄県に地対空誘導弾パトリオット部隊とイージス艦を展開しているとし、「日本の領域に落下した場合に備えて浜田靖一防衛相が破壊措置命令を下した」と述べた。
日本防衛省はこの日未明、北朝鮮当局から31日0時から来月11日0時の間に人工衛星を打ち上げるという通告を受けたと明らかにした。北朝鮮は今回の人工衛星を「軍事偵察衛星1号機」と説明しているが、日本政府は事実上弾道ミサイルと把握している。