【社説】航空機の非常扉事故、再発防止策が急がれる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.29 13:45
乗客と乗務員を合わせて約200人が搭乗した航空機内で、一人の乗客の突発行動をして非常扉が開くという事故が発生した。26日に済州(チェジュ)空港を出発して大邱(テグ)空港へ向かっていたアシアナ航空の旅客機でだ。当時、航空機は大邱空港の700フィート(約213メートル)上空にあり、滑走路に着陸する状況だった。この時、非常口の隣の座席に座っていたある乗客が突然、非常扉の取っ手を引いた。非常口が開かれると、機内には激しい騒音と風が流入し、驚いて悲鳴をあげる乗客もいた。
結局、航空機は非常扉が開いた状態で大邱空港の滑走路に降りた。着陸直後に呼吸困難を訴えた乗客は病院に搬送された。機内には蔚山(ウルサン)で開催される全国少年体育大会に参加する済州地域の小中学生や指導者など約60人も乗っていた。危険な状況だったが、人命被害がなかったのは幸いだ。