中国の経済活動再開にも憂い深まる韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.28 09:26
スマートフォン用カメラレンズ関連部品を作っていたA社は最近資金難を乗り越えられず京畿道(キョンギド)にある工場を売りに出した。一時は独歩的技術力のおかげで中国関連市場のシェアが20%に達したがコロナ禍により受注が減り資金難に陥った。同社の専務は「中国市場が再び回復すれば受注が増えるだろうという期待感からコロナ禍を耐えてきた。だがその間に中国企業が恐ろしいほど成長して市場を奪い、今年に入ってからは注文が1件もない」と吐露した。中国の経済活動再開でも仕事が増えていないのだ。
太陽光集光用レンズ加工装備業者のB社も同様だ。売り上げの大部分が中国向け輸出だったが、半導体など関連産業の景気が良くない上に中国企業の追撃が激しくなり厳しい状況になっている。この会社の関係者は「今年に入っても売り上げが全く回復していない。下半期の中国向け輸出の見通しも希望的ではなさそうだ」と話した。