韓国野党最高委員「大統領室から汚染水を飲め」 大統領室「理念でなく科学に基づくべき」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.27 11:34
韓国最大野党・共に民主党が26日、福島原発汚染水放出阻止のための国民署名運動を始めた。李在明(イ・ジェミョン)代表はこの日、ソウル光化門(クァンファムン)広場で開いた署名式で「大韓民国の政府が日本の肩を持って危険な核汚染水海洋投棄に免罪符を与え、同意し、後押しするのではないのか」と批判した。続いて「視察団が安全性を認めれば結局、福島産水産物輸入禁止措置の根拠を失うことになる」と懸念を表した。現場視察団が5泊6日の日程を終えて帰国する日を迎え、攻勢の程度をさらに高めた。この日の署名式には李代表と朴光温(パク・グァンオン)院内代表、趙正湜(チョ・ジョンシク)事務総長など民主党指導部が総出動した。
民主党は最高委員会議でも視察団を糾弾した。李代表は「視察団が日本でしたのはメディアを避けて鬼ごっこをし、逃亡するということだけ」とし「こっそり視察、泥棒視察で国民の不安は解消されない」と批判した。大統領室に向けても「日本首相室のソウル出張所のような姿を見せている」と攻撃した。「汚染水がクリーンであるなら大統領室から福島汚染ウォーターを注文して飲め」(鄭清来最高委員)、「政府・与党合同飲食団を構成し、福島水産物を飲食して(安全性を)立証すべき」(張耿態最高委員)など強硬発言も続いた。