韓国、「ヌリ号」3回目打ち上げ成功…2032年に月着陸船打ち上げ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.27 10:44
ヌリ号の3回目の発射が成功し、政府は本格的な宇宙開拓に入ることになった。政府は2027年までにヌリ号を追加で3回打ち上げた後、独自の衛星打ち上げ代行サービス事業を本格化する計画だ。2025年には次世代中型衛星(CAS500)3号、2026年超小型衛星2-6号、2027年超小型衛星7-11号をそれぞれヌリ号に搭載して宇宙に送る予定だ。特に今回の3回目の打ち上げからは航宇研だけでなく、ハンファエアロスペースなど民間企業が製作・運用などに参加し、世界的な流れに合わせて民間主導の宇宙開拓に入る。
昨年の韓国型月軌道探査船「タヌリ号」打ち上げ成功をはじめ、韓国の月探査旅程も重要な観戦ポイントだ。政府は今年から2032年までの10年間に約2兆134億ウォン(約2260億円)を投入し、ヌリ号より性能が3倍以上優れた次世代ロケットの開発に注力する計画だ。これに基づき政府は2030年に月軌道に投入する性能検証衛星を、2031年に月着陸船予備モデルを、2032年に月着陸船最終モデルを打ち上げる計画だ。月着陸船は月探査ロボットを月の表面にまで運ぶ。独自の技術で月探査ロボットを製作し、これを着陸船に搭載して月に送るということだ。