中国、中東に人民元で武器を販売か…「サウジアラビア・エジプトと交渉中」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.26 11:18
中国が中東諸国と武器取引交渉を進め、人民元決済を推進していると海外メディアが報じた。サウジアラビアとイランの間の長年の紛争を仲介した中国は、米国が支配していた中東の武器市場にまで食い込み、その影響力を拡大させている。
25日(現地時間)、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)はレバノンの防衛産業企業を引用し「中国がサウジアラビア、エジプトと主要な武器取引交渉を進行中」と伝えた。SCMPによると、サウジアラビアの国営企業であるサウジアラビア軍事産業(SAMI)は中国最大の国営防衛関連企業である中国兵器工業グループ(NORINCO)と偵察無人機(ドローン)などさまざまな武器の購入をめぐって1年前から協議を続けている。最近ではHQ-17AE短距離対空ミサイルシステム導入のための交渉もあわせて進め始めた。この交渉は今年末か来年初めまで続くとみられる。
エジプトも昨年末から中国側と多目的戦闘機「成都J-10C」12機を購入するための交渉を行っている。エジプト空軍代表団は現在、マレーシアのランカウイ島で開催されている国際海洋・航空展示会「リマ(LIMA)2023」(23~27日)に出席し、この戦闘機メーカーである中国成都飛機工業グループの代表団と会う計画だという。