韓国安保室長「文政権は北に依存した偽の平和」vs民主党「争いたいのか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.25 14:59
金大棋(キム・デギ)大統領秘書室長と趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長が出席した24日の国会運営委員会で、野党と大統領室が舌戦を繰り広げた。大統領室の主要人物の国会出席は昨年11月の国政監査以来6カ月ぶりだ。
最大野党・共に民主党は質疑開始前、国家安保室の業務報告内容から問題にした。趙室長は「相手の善意に頼る偽の平和ではなく、圧倒的な力による平和で…」とし、現政権の安保哲学を報告した。すると金炳周(キム・ビョンジュ)民主党議員は「善意だけに頼った偽の安保」という表現を取り上げながら「嘘だ」とし「自分たちが目立とうとして過去を蔑み、軍を蔑むのか」と指摘した。趙室長は「嘘ではない。前任大統領は各国を回りながら国際社会に北に非核化の意志があると保証し、経済制裁を先に解除してほしいと言った」と反論した。舌戦はしばらく続いた。
福島汚染水放出問題に関しては金永培(キム・ヨンベ)民主党議員が金大棋室長に対し「韓国視察団が行って試料も採取できず、名簿も公開されず、メディアの検証もない。3無だ。なぜ我々の政府が率先して『親日政府』という批判を自ら招くのか」と追及した。