強制徴用支援の韓国市民団体、昨年寄付金のうち管理運営費だけで77%支出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.25 13:14
日本強制占領期の強制徴用被害者を支援してきた市民団体が2021年1年間に寄付金1億5000万ウォン(約1560万円)余りを受け取り、同年に生存被害者の梁錦徳(ヤン・クムドクさん(94)や金性珠(キム・ソンジュ)さん(94)ら被害者側に直接支援した事業費は420万ウォン余りだったことが明らかになった。昨年はこの団体の管理運営費が全体の支出額の約77%を占めていたことが分かった。
韓国日刊紙「東亜日報」の24日の報道によると、社団法人「日帝強制動員市民の会」は2021年の収入額1億5554万ウォンのうち約6437万ウォンを支出した。支出額のうち最も多い割合は、理事長をはじめとする常勤職の人件費(約3205万ウォン)が占めた。続いて日本語版自叙伝の出版(約1050万ウォン)と管理運営費(約524万ウォン)、会員事業費(約479万ウォン)の順に支出された。「(被害者)訪問及び支援事業」に427万9350ウォンを充て、「受益人数」は35人と記載した。
2022年の管理運営費は8599万ウォン、事業費は2576万ウォンで、それぞれ支出額の約77%、23%を占めた。事業費支給先と管理費支給先はいずれも空欄だった。