韓国与党議員「政府、福島汚染水放出と日本水産物輸入は別という立場確固」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.25 08:33
--IAEAの検証は信頼できるのか。
「米国、カナダ、オーストラリアなど先進国と中国、ベトナムなどが参加した11カ国がIAEAレベルの検証をしている。韓国も含まれていて試料分析をした。福島汚染水の危険物質は大きく2種類だが、一つは重金属だ。これは沈むため、装置でろ過される。ところがトリチウムはろ過されず、最大限に薄めてから放出する。これは日本だけでなく世界の原発が同じようにしている。ただ、日本のように危険度がさらに高い場合は2、3回さらにろ過する。そのような処理の結果をIAEAが測定して安全かどうかを判定する予定であり、我々も見守らなければいけない。IAEAがこうした手続きを踏んで判断を出せば、韓国も受け入れるべきというのが与党の立場だ。半面、民主党はIAEAが福島汚染処理水放出許容結論を出しても、我々は受け入れてはいけないという立場だ。『IAEAは親日性向が強く、日本の寄与金を多く受ける機構』であるため信頼できないという。民主党の主張のように韓国がIAEAの結論を受け入れない場合、放出イシューは日本との争いではなく世界との争いになるだろう。さらにIAEA検証国11カ国には中国も含まれていて、IAEAが結論を出せば中国も受け入れる公算が大きい。その場合、韓国が友軍をどれほど確保できるだろうか。IAEAと争う国は現在、北朝鮮しかないため、大韓民国も北朝鮮と近い国と見なされるおそれがある」
--IAEAが放出を許容すれば、日本水産物の輸入をめぐる議論があるはずだが。