韓国与党議員「政府、福島汚染水放出と日本水産物輸入は別という立場確固」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.25 08:32
韓国与党・国民の力の河泰慶(ハ・テギョン)議員が「国際原子力機関(IAEA)が福島汚染水の放出を許容しても日本水産物の輸入には反対する。政府も放出許容と水産物輸入は別という立場は確固としている」とし、輸入は再開されないと予想した。河議員は「放出問題はその危険性を看過しないものの静かに検証しながら対応していくということだが、無条件に極端な恐怖ばかりを煽る野党が問題だ」とし「汚染水で最も危険なのがトリチウムだが、その排出量は実際、中国が日本の8倍、カナダと米国は17倍、13倍であり、韓国も2倍にのぼる」と述べた。福島汚染水問題に関して原子力安全委員会から報告を受けた河議員は「カン・チャンホのトゥーマッチトーカー」のインタビューでこのように明らかにした。
--原子力安全委員会の報告で注目される内容はあるのか。
「福島汚染水で最も危険な要素はトリチウムだ。ところが原子力安全委員会から受けたデータを通して国別の年間排出量を比較すると、中国が日本の8倍にのぼる。2018年に日本が排出したトリチウムは110TBq(テラベクレル)だが、中国は1054TBq(2020年基準)だ。中国は原発56基が韓国と近い東海岸に集中している。一方、日本は稼働中の原発が10基だ。日本が福島で放出するというトリチウムは22TBqだ。もちろん日本が発表した内容をそのまま信じてはならず検証が必要だが、ひとまず22TBqと見る場合、日本のトリチウム放出量は今年132TBq程度となる。結局、中国が日本の8倍多いトリチウムを放出するということだ。中国の放出水に注目すべき理由がある。日本、すなわち福島で放出するトリチウムは海流上、ロシアとカナダ、米国、南米に渡り、2-5年後に韓国の近隣に来る。反面、中国のトリチウムは韓国の西海(ソヘ、黄海)に放出されて韓国の海岸にくる。汚染について注目しなければいけない」