【コラム】亡くなったK-POPスターの映画…ネットフリックスの無責任
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.24 11:33
事故にあって姿を消した有名F1レーサーの単独インタビューだとして広報した記事が、実は人工知能(AI)のチャットボットで作った偽ニュースだった。K-POPスターの顔を「ディープフェイク」技術で合成した不法映像物が量産されて物議をかもす時代だ。特定人物をまんまと真似するAI技術が発達し、一人の存在を捏造することも可能な世の中だ。
このような未来を恐ろしく描いた映画としてNetflix(ネットフリックス)のオリジナルSF『JUNG_E/ジョンイ』がある。軍需会社クロノイド研究所は植物人間になった伝説の傭兵「ユン・ジョンイ」の脳を複製し、AI戦闘傭兵を作ろうとするが、開発が不振するとセックスドールなど商業的用途に目を向ける。実験室に横たわっている当事者は抗議することもできない。