北朝鮮の資金を遮断する韓米…ハッカー「養成→送出→助力」システム全般を制裁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.24 08:07
韓国・米国政府が23日、IT技術を活用して外貨稼ぎをする北朝鮮の機関3つと個人7人を独自の制裁対象に指定した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足後7度目の対北朝鮮独自制裁だ。政府は昨年10月以降、44機関と個人43人を制裁対象に指定した。
この日、制裁対象に追加された機関は北朝鮮の国防省・軍需工業部傘下のジンヨン情報技術協力会社、ドンミョン技術貿易会社、クムソン学院の3つだ。これら3機関は海外にIT関連人材を送り、仮想資産プラットホームを開発するなどの方法で北朝鮮の核・ミサイル開発資金調達に寄与してきたと指摘された。
IT会社または貿易会社を装ったジンヨン情報技術協力会社、ドンミョン技術貿易会社はロシア・中国・ラオスなどに北朝鮮のIT人材を派遣してきたことが把握された。クムソン学院の場合、IT・サイバー英才教育機関として知られているが、実際には全世界を相手にしたハッカーを養成する役割をしてきた。