韓国の福島原発視察団「現場点検後、追加資料を要請した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.24 06:46
福島第1原子力発電所の汚染水処理過程を点検する韓国政府視察団が23日から1泊2日の日程で原発を訪問した。初日の視察を終えた後、ユ・グクヒ視察団長(原子力安全委員長)は記者団に「今日現場で点検した施設は多核種除去設備(ALPS)と(汚染水を貯蔵し核種を測定する)『K4タンク』、測定・移送・希釈・放流する全過程をコントロールする制御室を確認した」と述べた。
ユ団長をはじめ原発・放射線・海洋環境専門家など21人で構成された視察団は同日午前10時から原発内の放流関連設備点検に入った。具体的にはALPSに関連して吸着塔など重要設備がどのような形式で構成されているかを調べ、海洋放流設備関連運転制御室などを点検したと知られた。ユ団長は「ALPS設備が計3つ設置されたことを確認した」とし「K4タンクで濃度を測定する部位がどれほど均質になっているかを集中的に見た」と話した。
同日の視察は、日本経済産業省と福島第1原発を運営する東京電力の関係者が案内した。ユ団長は「事実資料の要求というのが制限的なので、書類だけでは(分かりにくい部分がある)」として「現場を見ることで追加的な資料要求が多くなる可能性がある。今日の現場点検で質疑応答を通じて様々な資料も要請した」と話した。さらに、「(日本側から)公開できる資料はすべて公開すると言われた」と付け加えた。