韓日首脳が頭を下げた韓国人慰霊碑…裏面には「巨大な破壊魔が襲った」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.22 10:20
今回の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の主要舞台となった広島平和記念公園は、広島市内中心部にある12万2000平方メートル規模の空間だ。1945年8月6日に広島に落とされた原子爆弾による惨状を伝えるために1954年に開園した公園には被爆当時の姿をそのまま保存した原爆ドームと平和記念資料館、犠牲者をたたえる50基余りの慰霊碑、塔などがある。21日午前に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相がともに参拝した韓国人原爆犠牲者慰霊碑もこの公園内に位置している。
G7サミットが開かれた3日間に参加国首脳らは全員がここを訪れた。19日にはG7首脳らが公園の中心にある原爆死没者慰霊碑を参拝した後に資料館を訪問した。核兵器保有国である米国と英国、フランスの3カ国を含むG7首脳が一緒に資料館を訪れたのは今回が初めてだ。21日には尹大統領をはじめとして招待国首脳らが岸田首相の案内で40分間にわたり資料館を観覧した。
資料館では広島が原爆投下後にキノコ雲に覆われて灰に変わる姿が動画で再現される。原爆被害者の各種遺品と爆発後に残った残骸、多様な写真と絵などが原爆の残酷さを伝えている。1955年の開館後に約7600万人が訪れた資料館では原爆被害者の体験談講演などが定期的に開かれている。広島が地元である岸田首相はG7サミットを控え、G7首脳らの資料館視察と関連して「被爆の実状を伝えるのは核軍縮に向かったすべての努力の原点で重要だ」と強調した。