韓国、孤独死の危険群152万人に…地域をあげて4年後2割減めざす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.18 15:35
「孤独死危険群」と推定される人口が韓国で152万人を超えるという調査結果が発表された。孤独死とは、周囲の人と断絶したまま一人暮らしをしていた人が、自殺や病死などにより、時間が経過してから見つかることを意味する。韓国政府は隣人と孤立した危険群を洗い出し、2027年までに孤独死を現在よりも2割少なくするという目標を立てた。
◇全体人口の3%が孤独死の危険群
これは韓国保健福祉部が18日に発表した「第1次孤独死予防基本計画(2023~2027年)」の主な内容だ。福祉部の依頼で世論調査会社(韓国リサーチ)は、昨年11~12月にランダムに抽出した単身世帯9471人のうち、▽1週間で社会的交流回数1回以下▽1日の平均食事回数1回▽体調が悪い時に助けてくれる人がいない--などの10項目の質問を通じて孤独死の危険群を選別した。その結果、対象者の21.3%である2023人が孤独死の危険群に該当することが分かった。これを全国の単身世帯数717万人に適用すると、孤独死リスク群は全国約152万5000人になると推定されると福祉部は説明した。全体人口比3%、単身世帯の21.3%に相当する数値だ。