【社説】今週の外交スーパーウィーク、未来志向的外交の足がかりを=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.16 16:06
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が今週、ソウルと広島を行き来し、活発な首脳外交を展開する。尹大統領は明日、訪韓したカナダのトルドー首相とソウルで首脳会談を行い、19~21日、広島で主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)に出席する。また、帰国する21・22日にはそれぞれドイツのショルツ首相と欧州理事会のミシェル常任議長、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談する。1週間のうちに10カ国の首脳と会う「外交スーパーウィーク」を過ごす予定だ。
尹大統領は特に広島で岸田文雄首相と原爆慰霊碑を一緒に訪れ、5万人と推定される韓国人犠牲者を追悼する予定だ。就任後3回目の韓日米首脳会談では、先月行われた韓米(先月)、韓日(7日)首脳会談の結果を基に、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応するための軍事情報共有問題を集中的に協議する予定だ。過去の傷を癒し、安定した現在を作りながら未来に向けて歩を進めるということだ。
尹大統領は就任1年を控えた9日、「1年前のこの時期を考えると、外交安全保障ほど大きな変化があった分野はない」と強調した。尹大統領が韓日関係改善とセールス外交、韓米同盟強化、韓日米共助を挙げた外交安全保障分野の成果を否定することはできない。過去1年間の成果が実を結ぶためには、今週の外交スーパーウィークが未来に向けた設計図を描くための足がかりとなる時間にならなければならない。