「北漁船の墓」数十隻…死の操業に追い込んだ金正恩の素顔
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.11 08:56
北朝鮮咸鏡北道(ハムギョンブクド)北東部の羅津(ナジン)・先鋒(ソンボン)地域と隣接したロシア沿海州の海岸で、難破した北朝鮮漁船が散在する「船の墓」が発見された。
専門家らは耐久性がきわめて低い木船が遠海で操業をして難波し、ロシア海岸に流れ着いたとみている。北朝鮮は水産物の生産目標を達成するため、安全を無視して遠海での操業に古い木船を動員している。
現地で船の墓を確認したカン・ドンワン東亜大教授は10日、中央日報に「北が外貨稼ぎのために漁獲量が豊富な東海(トンヘ、日本名・日本海)・西海(ソヘ、黄海)の近海漁業権を中国に譲渡している」とし「このため北の漁民と軍水産事業所所属の軍人は割当量を満たすために古い木船で遠海で操業する『死の航海』を避けられず、発生した結果」と話した。