尹錫悦政権発足1年…国政・外交の方向大転換導いたが、民心獲得に残された課題(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.07 11:15
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が10日で発足から1年を迎える。1987年の民主化後4回の水平的政権交代(1997年、2007年、2017年、2022年)がなされたが、5年ぶりに政権が交代させられたのは初めてで異例だった。尹錫悦大統領の当選は自由民主主義と市場経済、法治が回復した国を作れという国民の期待が反映された結果と受け止められた。より大きな枠組みでは「レジームチェンジを通じ、「政治を一度変えてみよ」という時代的希望が投影されたと解釈された。
実際に尹錫悦政権は前任の文在寅(ムン・ジェイン)政権とは違い、自由主義的民主主義と市場経済復元を最高の国政目標にした。国政運営の内容と構成体系をめぐってもこの1年間で大々的な「ガバナンスシフト」を推進した。文在寅政権の国政ガバナンスは青瓦台(チョンワデ、大統領府)と運動圏出身が中心となったのに対し、尹錫悦政権は専門家と民間が中心となって国が支援する体制と法の支配確立に重点を置いた。