北朝鮮「ワシントン宣言? 我々はさらに強い核・ミサイル開発」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.06 14:12
対北朝鮮拡大抑止強化を盛り込んだ韓米首脳の「ワシントン宣言」に対し、北朝鮮が非難を続けている。朝鮮中央通信は5日、「強まる非難と嘲笑、深刻な懸念をもたらした傀儡逆徒のもの乞い行為」と題した5番目の連載物を掲載した。北朝鮮は1日から5日連続で海外および韓国メディアを引用しながら「ワシントン宣言」を非難する内容を載せている。
この日は中国メディアを引用し、「米国は日本、南朝鮮と『南方3角』を形成しようとしている」とし「北東アジアで新冷戦構図が形成されて維持されれば、今後、対決の危険性が醸成されるだろう」と主張した。
また、韓米が拡大抑止を強化するほど北朝鮮はより大きな挑発をすることを示唆した。通信は「米国の核兵器が南朝鮮を出入りすれば北朝鮮は退くか、それとも強力な核・ミサイルを開発するか」と問いながら、米国が戦略資産展開を増やせば武器開発を継続すると予告した。さらに「我々が核・ミサイルを使用しないためには戦争を終わらせて平和協定を締結すべきだが、米国・南朝鮮連合訓練を増強するというのは話にならない」と主張した。防御的な韓米連合訓練を非難しながら、米国に北朝鮮の核保有および体制の認定を要求しようという内心を表したものと解釈される。