12年ぶり韓日シャトル外交復元…汚染水・北核・サプライチェーンを虚心坦懐に議論すべき(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.06 10:57
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の韓日首脳会談が7日にソウルで開催される。岸田首相が「今度は私が(韓国に)行く」と話して韓日関係正常化に強い意欲を表したことで、訪韓が電撃的に実現することになった。岸田首相の訪韓は、2018年2月に当時の安倍晋三首相が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)開会式出席のために韓国を訪問して以来、日本の首相としては5年3カ月ぶりとなる。難しい状況で着手した韓日関係改善努力に日本が呼応し、12年ぶりにシャトル外交が復元されたという点で意味がある。
◆岸田首相、なぜ早期訪韓か
当初、岸田首相の訪韓は5月19-21日に広島で開催される主要7カ国(G7)首脳会議後の7月ごろと予想された。訪韓日程がG7会議の前で変更されたのは、バイデン米政権の要請が作用したとみられる。バイデン大統領の立場では、韓日関係を正常化した後のG7首脳会議で北朝鮮の核・ミサイル問題を議論するのがよいと判断したとみられる。韓米首脳会談後の共同声明でも「バイデン大統領は韓日関係改善に向けた尹大統領の大乗的な措置を歓迎し、地域および経済安全保障をめぐる3カ国の協力につながる韓日間の協力拡大を強く支持した」という内容が盛り込まれた。