【時視各角】韓国10・20世代の「極端な選択」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.24 11:59
もう何人目なのかわからない。大衆から愛されて憧れの対象となるアイドルの「極端な選択」だ。今回はASTROのメンバー、ムンビンさんだ。今年で25歳。アイドル最高のダンサーの一人であり、いつも笑顔で、元気で明るいイメージだった。正確な理由は分からないが、K-POP特有の競争システムの中で心理的圧迫が少なくなかったと推測するばかりだ。ムンビンさんは今月初め、海外公演の時に体調不良で出国を先送りし、公演後にインターネットのライブ放送で「少し大変だったが、私が選んだた職業なので自分が耐えなければならない」と打ち明けた。
アイドルだけではない。最近、ソウル江南(カンナム)では5日間、3人の10代が自ら命を絶った。その中の1人である10代の女子高生は、その過程をSNSで生中継した。現場にはインターネットコミュニティ(コミュニティサイト「DCインサイド」のうつ病ギャラリー)で出会った20代男性が一緒にいたが、該当女子高生が性搾取に遭って自ら命を絶ったと思われる犯罪の可能性も懸念される。京畿(キョンギ)大学のイ・スジョン教授はラジオ番組で「これは性搾取、自殺助長、麻薬使用など最悪の組み合わせが集まった『進化したn番部屋』事件」とし厳重捜査を促した。DCインサイドの社会的責任も強調した。この他にも職場内いじめにあった30代ワーキングマザー、チョンセ詐欺被害者、性暴行実父の低い刑量に絶望した20代の娘など若者たちが相次いで命を捨てている。