ギャラクシーに検索エンジン変更説…サムスン電子とグーグル、12年の同盟に亀裂か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.18 09:11
人工知能(AI)突風にサムスン電子とグーグルの12年の蜜月が危機を迎えた。ニューヨーク・タイムズは16日、サムスン電子がスマートフォン「ギャラクシー」シリーズに搭載される基本検索エンジンをグーグルに代わりマイクロソフトの「Bing」に代えることを検討しておりグーグルがパニックに陥ったと報道した。
サムスン電子は2010年4月に「ギャラクシーA」を発売し、初めてグーグルのアンドロイドOSを採択した。この時からギャラクシーにはグーグルが基本検索エンジンとして搭載された。同年6月に出した「ギャラクシーS」が旋風的人気を呼び両社は息を合わせた。サムスン電子はアンドロイドに向け、グーグルはギャラクシーに向け、それぞれハードウエアとソフトウエアの最適化をしてきた。
だが、最近対話形AIのチャットGPTが急浮上して状況が変わった。特に検索機能で抜群の実力を発揮するとマイクロソフトは自社の検索エンジンBingにチャットGPTを組み合わせた。その後堅固だった検索エンジン市場に亀裂が生じる様相だ。グーグルは世界の検索市場の80%以上を掌握していたが、マイクロソフトのBingユーザーが目に見えて増え始めたのだ。ロイター通信は先月23日、情報分析会社シミラーウェブを引用して2月7~20日のBingアクセス数は15.8%増えたが、グーグル検索は1%近く減ったと報道した。