「弾丸詰め替えるように『核弾頭』搭載…北朝鮮が唯一」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.07 12:02
北朝鮮は2017年11月29日に「核武力完成」を宣言した後、韓国・米国と首脳会談を開いて非核化交渉をした。そして同時に核・ミサイル高度化に必要な時間を稼いだ。結果は韓半島(朝鮮半島)全域だけでなく日本まで同時多発的に打撃できる戦術核8種セットで返ってきた。北朝鮮が抑止手段と主張してきた戦略核に加え、先制攻撃に使用する可能性があると明らかにした戦術核まで手にしたことで、韓国が直面する現実は完全に変わった。北朝鮮の核はもう実質的な脅威として近づいている。中央日報は2019年のハノイ・ノーディール以降の4年間に北朝鮮の核能力がどこまで高まったかを緊急点検した。
2019年5月4日。北朝鮮は江原道元山(ウォンサン)虎島(ホド)半島一帯から短距離弾道ミサイル(SRBM) 1発を発射した。当時の北朝鮮のミサイル発射は、同年2月にハノイで開催された2回目の米朝首脳会談が決裂してから3カ月後だった。