【コラム】20代の日本留学で気づいたこと 「なぜ熱心に働くのか」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 16:06
今はすべての状況が変わった。この数年間に経済的危機が高まった。国内外的にこれを克服する責務が大きくなった。国民の力の政府と国民に与えられた課題は多い。しかし2つの事実は確実だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権のように経済を政治的目的と理念に合わせていくエラーを犯してはいけない。経済は政治の一次的目的であって手段ではない。
さらに重要なのは、仕事を愛して楽しむことができない国民は幸福と国家的繁栄を自ら放棄するという事実だ。仕事を忌避する個人は人間の社会的権利を放棄し、仕事の価値を創出できない民族は不幸と苦痛の沼から抜け出すことができない。労働運動もより能率的で国家のための楽しい使命だ。集団利己主義に陥れば働く人の本分と義務を放棄する誤りだ。社会に苦痛を抱かせる集団利己主義は排撃されなければいけない。企業側は社会に何かを残すために経営するのであって、単により多くの所有で幸せを享受するという誤った思考を捨てるべきだ。