「北朝鮮の石油密輸、その背後に中国『三合会』…国際犯罪組織通じて核能力高める」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 13:30
FTが2021年10月から22年4月までの対北朝鮮石油移動経路を追跡した結果、ユニカ号を通して北朝鮮に石油を密輸するパターンはこうだ。現地当局の監視も制裁を受けない船舶を台湾中西部の台中の港に停泊させ、精製油を積む。その後、この船舶は台湾海峡で精製油を仲介船に積み替える。
この仲介船は台湾海峡でユニカ号に精製油を移し、ユニカ号は中国海岸に沿って北朝鮮の領海に入り、海上で北朝鮮船舶に精製油を引き渡す。このように密輸された精製油は北朝鮮南浦港に燃料トラックに移され、平壌(ピョンヤン)などに配送される。FTは「こうした過程はプラネットラボ、エアバスなど衛星会社の写真などで確認された」と伝えた。