【時論】日本も学ぼうとする韓国の教育情報化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 11:42
今の世の中にはホモサピエンスとフォノサピエンス(Phono-Sapiens)が存在する。ホモサピエンスは普通の人類を指すが、フォノサピエンスは常にスマートフォンを手に持って生きていく人を指す新造語だ。2つの人類には大きな違いがある。スマートフォンがあるかないかによってものすごい能力の差が発生する。
これまで人類は生きていくために様々な知識を習得する必要があり、知識の主な習得手段は「覚えること」だった。しかし、スマートフォンで検索さえできれば、あえて様々な知識を覚えようと努力しなくても、世の中を生きていくのに必要な知識を得るのに問題はない。もちろん、だからといってすべてを学ばなくても検索で解決できるというわけではない。
産業革命時代には有用な経験や技術、すなわちノウハウ(know how)が重要だった。デジタル革命時代には、必要な知識をどこで見つけられるかを知ること(know where)、または誰がその知識を持っているのかを知ること(know who)がより重要な時代に変わりつつある。