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「JPモルガン、エプスタイン被告の売買春助けた」…ウォール街の皇帝に解任の危機

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.30 08:34
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「ウォール街の皇帝」と呼ばれる米国最大の銀行JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長が未成年者を対象にした性犯罪容疑で起訴されたジェフリー・エプスタイン被告の金融取引にかかわった状況が明らかになったと外信が報道した。フィナンシャル・タイムズは28日、「ダイモン会長はエプスタイン被告がJPモルガンと金融取引をできるよう関与した疑惑で裁判所に召喚されるだろう」と伝えた。ロイター通信は召喚時期を5月初めと予想した。

フィナンシャル・タイムズによると、エプスタイン被告は1998年から2013年まで15年にわたりJPモルガンを利用した。昨年米領バージン諸島政府と性犯罪被害者が、JPモルガンがエプスタイン被告の性犯罪を認知しながらも顧客の資格を維持し事実上売買春などを助けたとしてJPモルガンを相手取り訴訟を提起した。裁判ではダイモン会長がエプスタイン被告とある種の取引をしたのかが重要な争点に浮上した。ダイモン会長が銀行とエプスタイン被告の取引内容を検討したという内容が言及されたJPモルガン従業員間の対話が公開されたりもした。銀行はダイモン会長は全く知らなかったと否認した。

 
今回の事件でダイモン会長は解任の危機に陥った。同紙は「当初4月に解任される予定だったが裁判所出廷問題で日程が遅れるものとみられる」と伝えた。ダイモン会長は2005年末からJPモルガンの最高経営責任者(CEO)を務めている。

ヘッジファンドマネージャー出身で富豪だったエプスタイン被告は2002~2005年に未成年者数十人を相手に対する性犯罪容疑で2019年7月に逮捕され、収監後に自殺した。彼は生前にトランプ前米大統領、クリントン元大統領、英エリザベス女王の二男アンドリュー王子、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏ら著名人と親交が深かったという。ビル・ゲイツの元夫人メリンダ氏は昨年あるメディアとのインタビューで離婚を決めた理由のひとつとしてエプスタイン被告とゲイツ氏の交流を挙げたりもした。

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    JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長
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