「JPモルガン、エプスタイン被告の売買春助けた」…ウォール街の皇帝に解任の危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.30 08:34
「ウォール街の皇帝」と呼ばれる米国最大の銀行JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長が未成年者を対象にした性犯罪容疑で起訴されたジェフリー・エプスタイン被告の金融取引にかかわった状況が明らかになったと外信が報道した。フィナンシャル・タイムズは28日、「ダイモン会長はエプスタイン被告がJPモルガンと金融取引をできるよう関与した疑惑で裁判所に召喚されるだろう」と伝えた。ロイター通信は召喚時期を5月初めと予想した。
フィナンシャル・タイムズによると、エプスタイン被告は1998年から2013年まで15年にわたりJPモルガンを利用した。昨年米領バージン諸島政府と性犯罪被害者が、JPモルガンがエプスタイン被告の性犯罪を認知しながらも顧客の資格を維持し事実上売買春などを助けたとしてJPモルガンを相手取り訴訟を提起した。裁判ではダイモン会長がエプスタイン被告とある種の取引をしたのかが重要な争点に浮上した。ダイモン会長が銀行とエプスタイン被告の取引内容を検討したという内容が言及されたJPモルガン従業員間の対話が公開されたりもした。銀行はダイモン会長は全く知らなかったと否認した。