「大統領府の送電網まひさせる準備を」…北朝鮮が民主労総に出した指令120件を確保(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.29 10:59
一方、ソク氏らは数回にわたり対北朝鮮報告文を送り、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に対する決死擁護を誓った。昨年4月4日に発送した対北朝鮮報告文では「偉大な金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)主義思想は人類の団結と連帯、平和を操り上げる」とし「敬愛する金正恩同志を崇めて代を継いで忠誠を尽くす」とした。1月30日には「代を継いで決死擁護する」と書いた。
防諜当局の関係者は「自主統一民衆前衛が慶尚南道(キョンサンナムド)地域を中心に活動した地下組織なら、民主労総の元・現幹部は労働組合組織を土台に全国を活動舞台にした」とし「指令文と報告文を通じて表れた組織は氷山の一角にすぎないはず」と話した。
国家情報院はこの日の立場表明で民主労総元・現幹部4人の拘束事実を知らせ、「国家情報院と警察は1月18日、これら4人の住居地・事務室などを家宅捜索し、100件以上の対北通信文書を見つけ出し、文書解読・分析過程で国家保安法上の目的遂行間諜と自主支援、特殊潜入・脱出および会合、便宜提供など主な犯罪事実を立証できる証拠を相当部分確保した」と明らかにした。