韓米結束を口実にした北朝鮮の挑発の思惑(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.28 11:56
◆北朝鮮の食料不足の中、韓米連携が急速に強化
こうした北朝鮮の意図とは違い、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に入ってから、これまでふさがった韓日関係は急速に正常化し、北朝鮮が最も警戒する韓日米の連携は強まっている。すると北朝鮮は最近、無差別的な挑発をし、挑発の理由を「韓米軍事訓練に対する自衛権レベルの対応」という主張を続けている。
こうした北朝鮮の動きについて専門家らは「米中対立局面を最大限に活用して軍事力強化を成し遂げ、米国との長期的な対決地形を構築しようという戦略」と解釈している。実際、金正恩委員長は2021年10月の国防発展展覧会の演説で「まず強くなる必要がある」と長期的な軍事力強化の必要性を強調しながら、中国とロシアに対する友好的なメッセージを持続的に発信している。