米国、半導体に続きバイオも「サプライチェーン強化」…「中国・インド依存解決」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.24 14:15
米国政府が5年以内に薬の原料の25%以上を米国内で生産するという目標を掲げた。半導体・電気自動車(EV)バッテリー・レアアース(希土類)・医薬品など4大核心品目のサプライチェーン(供給網)強化を推進中の米国がバイオ分野の対中国牽制(けんせい)意志を具体化したものと分析される。
ホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)が23日(現地時間)に公開した報告書「米国バイオ技術およびバイオ製造のための大胆な目標」によると、商務省は「5年内に合成生物学およびバイオ製造力を広範囲に構築して低分子医薬品用原料医薬品(API)の最小25%を(米国で)生産する」と明らかにした。
商務省は「現在、原料医薬品は中国とインドを含む海外で生産されており、サプライチェーンリスクが存在する」とし「重要医薬品のサプライチェーン改善を通したバイオ製造は原料医薬品を特定地域に依存するリスクを解決するのに役立つ」とした。あわせて「これまでコスト問題のせいで米国でできなかった原料医薬品生産を可能にする」とした。