【コラム】「キルチェーン」「斬首作戦」は夢も見るなという核カード脅迫=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 15:57
20日の朝鮮中央通信など北朝鮮の国営メディアは、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の指導の下、北朝鮮の戦術核運用部隊が核反撃仮想総合戦術訓練(核反撃訓練)を18、19日の2日にわたり進行したと報じた。
これによると、北朝鮮は18日には仮想緊急状況の中で核攻撃命令を伝達し、これを受けて核攻撃を準備する手続きを確認した。戦術核攻撃を模擬した短距離弾道ミサイル発射訓練は19日に行われた。北朝鮮はこの日、目標の上空800メートルで戦術弾道ミサイル(KN-23、北朝鮮版イスカンデル)の弾頭をさく烈させたと主張した。核弾頭は一定の高度で爆発してこそ威力を最大限に高めることができる。
また、KN-23の発射方式がこれまでと違った。北朝鮮の公開写真にはアルファベット「V」字形の火炎の間でミサイルが地下から出る場面があった。サイロ(silo)と呼ばれる地下ミサイル発射台から発射した可能性がある。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)とラジオ・フリー・アジア(RFA)は北朝鮮がミサイルを発射した東倉里(ドンチャンリ)の西海(ソヘ)発射場の民間衛星写真を分析した結果、この2カ月間にサイロを建設したと推定した。