韓国産業通商資源部長官「日本に先立ちホワイトリスト先制復帰」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 09:59
16日に韓日政府が合意した日本に対する輸出規制措置の解除が週内にも実施される見通しだ。韓国政府は週内に残りの課題である「ホワイトリスト」(輸出管理優待対象国)原状回復に向けて日本よりも先に出ることにした。米国政府が発表した半導体支援法「ガードレール(安全装置)条項」の細部規定を巡り、国内業界の利益を優先順位に置いて協議を続けると明らかにした。
産業通商資源部の李昌洋(イ・チャンヤン)長官は22日、世宗(セジョン)庁舎での非公式会見で、先週尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪日結果とその後続措置、米国半導体法への対応経過などについて説明した。李長官は「2019年から施行された日本の3品目(フッ化水素・フッ化ポリイミド・フォトレジスト)輸出規制が週内に解除されるようだ」としながら「韓国も輸出規制措置に対する世界貿易機関(WTO)提訴を取り下げる予定」と話した。
李長官は日本に先立ちホワイトリスト復帰作業に出るという考えも明らかにした。「日本と早期復帰に合意した以上、どちらが先に排除し、復帰したかを云々するのは枝葉的」としながら「我々が先に制度を改善すれば日本も当然これに応じざるを得ないという名分があり、韓国企業は輸出許可手続きなどが簡素化されるという実利もある」と話した。