最悪は避けられたが…「韓国半導体装備、中国輸出封鎖」リスク相変わらず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 09:13
米国政府が半導体補助金を受ける企業に対する対中投資制限の方針を多少緩和し韓国半導体企業の「チャイナリスク」が一定部分軽減されたという評価が出ている。だが補助金を受けるために充足しなければならない他の細部条件と半導体装備輸出統制に対する変数が残っており、サムスン電子とSKハイニックスなど韓国企業は依然として困惑している状況だ。
米商務省は21日、CHIPS法補助金支援と関連したガードレール(安全装置)条項の細部規定を公開した。補助金を受ける場合、向こう10年間は中国など海外の懸念国で先端半導体生産能力を5%(汎用半導体は10%)以内で拡張できるようにすることが核心だ。
生産能力の量的拡大を5%以内に制限するという意味は工場で生産される半導体の量に限度を置くのではなく、投入されるウエハーの数を制限するという意だ。半導体は原板のウエハーに印刷する形で生産するが、工程技術が発達するほど1枚当たりで生産される半導体チップの量は増える。