中露、反米連帯を強化 外信「キャッシュが今すぐ必要なプーチン…習近平がボスのよう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 07:57
国家主席3連任を確定させた10日後の20~22日、ロシアを訪問した中国の習近平国家主席は、プーチン大統領と会談後に米国に対抗する連帯を強化した。9500字余りの分量の「中露新時代 全面的戦略協力パートナー関係深化に関する共同声明」を通じてだ。米国の対中包囲圧迫に戦略的友軍が必要な中国と、ウクライナ戦争を続けるために中国の支援が切実なロシアの利害関係が合致した結果だ。米国はこれに対して「政略結婚」(ジョン・カービー国家安保会議調整官)としたほか、外信(英ガーディアン)は習主席が今すぐ「キャッシュ」が必要なプーチン大統領よりも「ボス(boss)だと感じているようだった」と評価した。
プーチン大統領は21日(現地時間)、クレムリン宮で最も大きなホールである聖ゲオルギーホールで公式歓迎式を行った。西側の指導者との会談では「遅刻魔」として悪名高いプーチン大統領は先に出てきて習主席を待っていた。
国賓夕食会は15世紀からツァー(皇帝)宴会場として利用されたグラノヴィータヤ宮殿で行われた。プーチン大統領は乾杯の音頭を取りながら中国語で「カンベイ(乾杯)」を叫んだ。この時、習主席はプーチン大統領よりも杯をさらに高く上げた。これに先立ち、2019年6月両首脳がタジキスタン訪問中に会った時はプーチン大統領の杯のほうが高かった。ガーディアンは演説専門家のカレン・レオン氏の言葉を引用して「両首脳が握手する瞬間、習主席がプーチン大統領より1秒先に手を伸ばした」とも伝えた。