米シンクタンク「中国の対韓対豪経済報復、米国密着だけもたらした」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 06:47
韓国ロッテマートの中国撤退、オーストラリアのワインとロブスターへの関税爆弾、カナダ産キャノーラ油の輸入禁止…。中国政府が政治的・外交的な理由から「経済報復」を加えた事例だ。ところがこうした中国の戦略が、実際には大きな効果がなかっただけでなく、むしろ米国を助けたという研究結果が出た。
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が21日に発表した研究報告書によると、中国の経済報復戦略は非効率的な上に、米国に対抗しようとする中国の目標にも役に立たないことがわかった。CSISは2010年から中国に経済報復された韓国、日本、オーストラリア、カナダ、リトアニア、ノルウェー、フィリピン、モンゴルの8カ国を調査した結果、「中国の戦略は甚だしくは被害国を米国にさらに近づけさせたりもした」としてこのように明らかにした。