韓国自動車、危機の中で疾走…輸出額で半導体上回る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.21 07:08
自動車産業が、揺れる韓国輸出の柱に浮上した。先月には自動車と部品を合わせた輸出額が半導体を上回り1位に上がりながらだ。ハイブリッドカー、電気自動車、水素自動車など高付加価値のエコカーが成長し新たな輸出動力になっている。
韓国産業通商資源部が20日に明らかにしたところによると、2月の自動車産業は前年同期比で生産が30.2%、内需が19.6%、輸出台数が34.8%といずれも増加したものと暫定集計された。特に2月の輸出額は56億ドルで1年前より47.1%急増した。昨年12月の54億2000万ドルを超え月間最高値を記録した。この4カ月間で記録を3回塗り替えるなど上昇が明確だ。部品輸出額も北米と欧州連合(EU)への輸出好調により1年前より13.3%増えた。
韓国の輸出は昨年10月の5.8%減から5カ月連続で減少し、貿易赤字の泥沼からは1年にわたり抜け出せずにいる。だが自動車だけは薫風が吹いている。自動車輸出額は昨年7月から8カ月連続で2桁の増加率を見せている。昨年上半期に車載用半導体需給難などで厳しい時期を過ごしたのと対照的だ。