OECD、韓国の今年の成長率予測値1.6%に下方修正
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.03.18 14:19
経済協力開発機構(OECD)が17日(現地時間)に公表した経済見通しで、今年の韓国の国内総生産(GDP)成長率を1.6%と予測した。昨年11月に発表した成長率予測値(1.8%)を0.2ポイント引き下げた。日本(1.4%、-0.4ポイント)、オーストラリア(1.8%、-0.1ポイント)の予測値も下方修正した。一方、主要20カ国・地域(G20)の成長率は2.6%と、従来より0.4ポイント引き上げた。
過去に韓国経済の成長率が2%を下回ったのは新型コロナが拡大した2020年(-0.7%)、グローバル金融危機の2009年(0.8%)、国際通貨基金(IMF)通貨危機の1998年(-5.1%)、第2次オイルショックの1980年(-1.6%)ほどで、1%台の成長率自体が危険信号だ。
延世大の成太胤(ソン・テユン)経済学科教授は「韓国は輸出中心の経済構造であり、グローバル景気の悪化に特に脆弱で、GDP比の家計負債比率が高く、利上げによる消費制約の影響も大きい」とし「特に最近は経済の依存度が高い半導体景気が下降した影響を受けた」と説明した。