「日本の呼応は足りないが、まだ始まり」…韓日首脳会談の意味と課題(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.17 16:07
◆李元徳(イ・ウォンドク)国民大日本学科教授
今回の首脳会談は終着点でなく、韓日が関係改善の過程に入ったばかりという点を忘れてはいけない。日本のより積極的な呼応措置を十分に期待できる。米中新冷戦状況で韓日が戦略的利益を共有し、協力を加速化するということも大きな意味がある。国内的には日本の呼応が不十分だという声があるが、これも今後の日本の呼応を引き出す圧迫・誘引になるとみられる。
現在は来月の地方選挙などを考慮する岸田首相が前向きな立場を示すのが容易でなかったが、シャトル外交が本格的に始まっただけに、日本首相が韓国を答礼訪問する時、歴史問題に関連して進展した立場を出す可能性がある。ボールは日本に渡ったため、日本が応える番だ。「求償権問題は想定しない」という両国首脳の立場とは別に、法理的な問題は依然として残っていると考える。