「尹大統領の熱意は本物」 日本、異例の「おもてなし」…金建希夫人にも関心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.17 08:38
16日、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪日に対して、日本政府は「首脳どうしで率直なやり取りが行われて日韓関係がさらに発展することを期待している」と歓迎の意を明らかにした。各新聞やテレビ番組はこの日一日中、尹大統領夫妻の訪問について詳細に伝えて「日韓関係の悪循環を断ち切ることができる契機が用意された」と評価した。
松野博一官房長官は16日の定例記者会見で尹大統領の訪日の便りを伝えて「韓国は国際社会のさまざまな課題への対応で協力していくべき重要な隣国」としながら「(首脳会談を契機に)現下の戦略環境に鑑み、安全保障面を含め、日韓や日韓米の戦略的連携を強化していく考え」と話した。続いて「首脳どうしで率直なやり取りが行われ、国交正常化以来の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係がさらに発展することを期待している」と付け加えた。
特に尹大統領はこの日、岸田文雄首相と韓日首脳会談に臨む前、東京の首相官邸で自衛隊儀仗隊を査閲した。岸田首相の案内で太極旗と日章旗が掲揚された中央壇上にそろって上がった両首脳は軍楽隊が韓国の愛国歌と君が代を順に演奏する間、やや緊張した表情で正面を見つめていた。両国の国歌の演奏が終わると、岸田首脳は一歩後ろから尹大統領を案内して儀仗隊の前を歩いていった。儀仗隊の前を通過して一周して、中央壇上に戻る査閲行事は約7分間行われた。たとえ略式だとしても、韓国の大統領が日本現地で自衛隊儀仗隊を査閲したのは2003年盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の国賓訪問以来20年ぶりだ。このため、今回がたとえ「実務訪問(working visit)」であったとしても、日本が公式歓迎行事などで「国賓訪問(state visit)」に準ずる礼を以て尹大統領を迎えたという評価が出てきた。