韓国、2月の就業者数31万人増加…この2年間で最低
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.16 09:57
韓国の2月の就業者数は前年同月より31万2000人の増加にとどまった。雇用市場が急速に鈍化しているが、就業者減少に転じなかったのは高齢層の就業が増えたためだ。60歳以上を除けば「雇用寒波」は現在進行形だ。
統計庁が15日に発表した雇用動向によると、先月の就業者数は2771万4000人で前年同月より31万2000人(1.1%)増えた。2021年2月以降で増加人数が最も少なかった。前年比就業者数は昨年5月の93万5000人から9カ月連続で減っている。今年に入り鈍化傾向がさらに明確になった。1月には41万1000人が増加したが先月は30万人台に鈍化した。
こうした傾向は続く見通しだ。先月の半導体輸出が1年前より41.5%減少するなど景気が冷え込んでいるからだ。このため前年比の就業者数変動幅が近くマイナスに転じるかもしれないとの観測まで出ている。統計庁のソ・ウンジュ社会統計局長は「就業者数増加幅が鈍化したのは景気(鈍化)影響圏に少しずつ入ってくる影響と判断される」と話した。