ロシアの戦争犯罪裁く…国際刑事裁判所、ロシア人の逮捕状請求も
ⓒ 中央日報日本語版2023.03.15 10:45
国際刑事裁判所(ICC)が、ロシアがウクライナ侵攻で犯した戦争犯罪の処罰に向け強制捜査手続きに入る。ウクライナ戦争で初めてロシア人に逮捕状も発給されるものとみられる。
欧米のメディアが13日に伝えたところによると、ICC検事室はロシアがウクライナ戦争の過程で犯した犯罪容疑2件に対する捜査を開始し、関係した人物に対する逮捕状を請求する方針という。カリム・カーン検事は昨年2月の開戦後からウクライナで発生した戦争犯罪、反人道的犯罪、集団虐殺の可能性などを調査してきた。
ICCは「児童大規模拉致」と「民間インフラ施設攻撃」を主要容疑に挙げた。ロシアは昨年2月の開戦後、人道主義的救助を装ってウクライナの子どもと青少年をロシアに連れ去りロシア人家庭に養子縁組させた。また、ウクライナから連れ去った児童を「再教育キャンプ」を経てウクライナ国内の占領地や自国本土に強制的に養子縁組に送った。児童の相当数は孤児院や委託家庭などから拉致されたという。