米SVBに続きまた危機説…ファーストリパブリック銀行に破綻の懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.14 11:09
スタートアップとIT企業の資金源の役割を担ってきた米シリコンバレー銀行(SVB)に続きニューヨーク州のシグネチャー銀行も破綻したことが伝えられ、次の銀行はどこになるのかに世界の金融業界の関心が集まっている。ニューヨーク州は12日、代表的暗号資産銀行であるシグネチャー銀行を閉鎖し資産没収手続きに入ったと明らかにした。これに先立ち先週閉鎖したシルバーゲートのようにシグネチャー銀行も最近の暗号資産市場不況で資金難に陥っていた。
こうした中、投資家は次に破綻する可能性が高い銀行としてSVBと似た動きを見せたファーストリパブリック銀行を懸念しているとウォール・ストリート・ジャーナルが12日に報道した。サンフランシスコに本社を置く中小銀行のファーストリパブリック銀行は昨年末基準で総資産2126億ドル。総預金残高1764億ドルで、総資産2090億ドル、総預金残高1754億ドルのSVBよりやや大きい規模だ。このためファーストリパブリック銀行が破綻する場合、SVBよりも大きな衝撃が訪れるかもしれないとの観測も出ている。